歴代のアニメグランプリ
月刊アニメージュの「アニメグランプリ」の歴代受賞作の一覧。アニメの歴史に残る不朽の名作がそろっています。 2024年7月に発表された第46回(2023年4月~2024年3月の作品が対象)までの最新データです。(Hitomi AI)
【歴代の結果↓↓↓】
2020年代 |
2010年代 |
2000年代 |
1990年代 |
1980年代 |
1970年代 |
出典 |
アニメグランプリとは
日本を代表するアニメ専門雑誌「月刊アニメージュ」が主催する「アニメグランプリ」の歴代の受賞作です。 この賞は、読者投票で選ばれます。 日本のアニメーションが対象です。
信頼性の高い「ハガキ投票」
アニメージュの雑誌に付いているハガキが投票用紙になっています。 読者が1冊につき1票を投じるため、 ネット投票のように複数投票ができません。 このため、信頼性の高い賞として高く評価されています。
テレビ、映画、ネット配信の作品
テレビ番組や映画のほか、DVDビデオなどの作品も対象です。 さらに、ネットで動画配信されたアニメも対象です。
1979年に創設
アニメブーム期の1979年に創設されました。 日本で最も価値の高いアニメ賞の一つとされます。 受賞作の発表は、2016年発表の第38回以降は、アニメージュ8月号(7月10日発売)で行われています。
作品部門1位がグランプリ
「作品部門」のほか、「男性キャラクター部門」「女性キャラクター部門」「声優部門」「アニメソング部門」があります。 それぞれの部門のランキングの1位がグランプリとして表彰されます。 このうち、作品部門のグランプリが最高賞と見られており、いわば「作品賞」に相当します。
2024年は「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」
2024年7月に発表された第46回(2023年度の作品が対象)は「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」が受賞しました。 以下は、歴代の作品賞の受賞作の一覧です。 ストリーミング動画配信(Amazonビデオ、Netflix、U-NEXTなど)へのリンク付き。~キネヨコ編集部
歴代の受賞作
2020年代 | 2010年代 | 2000年代 | 1990年代 | 1980年代 | 1970年代 | 出典 |
2020年代のグランプリ
年度 | 作品名 | 説明 |
---|---|---|
2023 |
映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」
![]() 【配信:アマゾン】 |
2023年11月17日公開。
目玉おやじが、目玉だけの姿になる前の物語。鬼太郎が生まれる前の話だ。いわゆる「エピソードゼロ」。水木しげる生誕100周年を記念して制作された。 興行収入27億円を超えた。劇場公開が始まった後に口コミで高評価が広がった。公開から3週連続で前週の興行収入を上回り、超ロングランの大ヒットに。上映館数は252館から345館まで増えた。若い女性からも絶大な支持を得た。 <予告編▼> |
2022 |
映画「鬼滅の刃(きめつのやいば)上弦(じょうげん)集結、そして刀鍛冶(かたなかじ)の里へ」
![]() |
2023年2月3日公開。
テレビ版シリーズ「遊郭編」のラスト2回のエピソード(第10話&第11話)と、4月から放送の新シリーズ「刀鍛冶の里編」の第1話を、まとめて公開した。 激しい戦闘シーンが、劇場ならでは迫力ある映像と音響で体験できる。細部に至る作り込みも見事。 <予告編▼> <主題歌「残響散歌」▼> |
2021 |
映画「呪術廻戦 0」(じゅじゅつかいせんゼロ)
![]() 【配信:アマゾン】 |
2021年12月24日公開。
テレビアニメ「呪術廻戦」の前日譚(たん)。 主人公の少年が、怨霊(おんりょう)と化した幼なじみの呪いを解くため、呪術師となって戦う物語。 前年の「劇場版 鬼滅の刃」ほどではないが、歴史的な大ヒットとなった。興行収入は日本国内で137億円で、歴代14位。さらに、海外でも興行収入が100億円を超えた。 制作会社は、2011年設立の「MAPPA(マッパ)」。監督は、朴性厚(パク・ソンフ)。 原作は「少年ジャンプ」連載で、単行本の累計発行部数が6500万部以上の人気漫画。芥見下々(あくたみ・げげ)作。 <予告編▼> <主題歌「一途」▼> |
2020 |
テレビ「ヒーリングっど プリキュア」
![]() 【配信:アマゾン】 |
2020年2月2日から2021年2月21日まで、テレビ朝日系列で放映された。
プリキュアシリーズは、2004年から毎年ずっと続いている長寿番組。 17年目にして、初めてアニメグランプリ受賞となった。 中学2年生の少女たちが、不思議なヒーリングアニマルからプリキュアに変身する力を授かる。そして、地球を侵すビョーゲンズにチームワークで立ち向かう。 地球を病原体から救うという設定は、偶然にも、コロナウイルス感染拡大と重なった。 コロナの恐怖と闘う私たちを勇気づけ、心を癒してくれた。 3人の少女たちは、性格も家庭環境も異なる。それぞれ長所と短所がある。 そんな彼女たちが、力を合わせて戦う。パンチやキックなどの技を使いながら、必殺技で巨大なメガビョーゲンを浄化する。 略称は「ヒープリ」。 日本史上、最高の興行収入となった映画「鬼滅の刃(きめつのやいば)無限列車編」を抑え、 堂々の1位。 <第1話▼> <主題歌「ヒーリングっど♥プリキュア Touch!!」▼> |
2020年代 | 2010年代 | 2000年代 | 1990年代 | 1980年代 | 1970年代 | 出典 | ページの先頭↑
2010年代のグランプリ
年度 | 作品名 | 説明 |
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2019 |
テレビ「鬼滅の刃(きめつのやいば)」
【配信:ネトフリ】 |
大正時代の日本を舞台に、人食い鬼に家族を惨殺された少年・竈門炭治郎(かまど・たんじろう)が、妹の禰豆子(ねずこ)や仲間たちとともに鬼に立ち向かう物語だ。炭治郎は鬼をせんめつする鬼殺隊(きさつたい)の一員となり、水や火にちなんだ剣術を用いて戦う。
ネット配信の「ネットフリックス(Netflix)」などで公開された。 幅広い世代や地域の人たちが、放送日や放送時間の制約を受けずに視聴することができた。 原作は、集英社のマンガ雑誌「週刊少年ジャンプ」の人気漫画。 2020年5月18日発売号まで約4年3か月連載された。 魅力の1つになったのが、ufotable(ユーフォーテーブル)によるクオリティーの高い映像だ。強弱ある漫画の線に真摯に向き合い、キャラクターの表情や感情を手描きで何千、何万枚もかけて生き生きと描き出した。 ※2019年8月10日発売の「アニメージュ9月号」に結果や特集記事が掲載されています。 <主題歌「紅蓮華」▼> |
2018 |
テレビ&映画「名探偵コナン」
【配信:アマゾン】 |
1996年1月から放送されている長寿番組。
アニメの放送開始から23年を経て、初めて作品部門でグランプリを受賞した。 ※2019年7月10日発売の「アニメージュ8月号」に結果や特集記事が掲載されています。 |
2017 |
テレビ「アイドリッシュセブン」
【配信:アマゾン】 |
2018年1月放送開始。元はスマホアプリのゲーム。主人公の新人マネジャーが、男性アイドルグループをトップアイドルに育てるストーリーで、若い女性を中心に人気となった。アニメ化の他、小説や漫画化と他メディアにも展開している。
<第1話▼> |
2016 |
テレビ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」
【配信:アマゾン】 |
番組。ガンダムシリーズとしては、2005年の「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」以来、12年ぶりのグランプリ受賞。
貧困やテロ・報復などの社会的テーマが描かれている。これまでのガンダムシリーズとは異なる新しい舞台・人物設定。長井龍雪監督。
第1期と第2期があり、それぞれ半年ずつ放映された。
<第1話▼> <予告編▼> |
2015 |
テレビ「おそ松さん」
【配信:U-NEXT】 |
2015年10月放送開始。深夜枠で放送された。赤塚不二夫による昭和のギャグ漫画「おそ松くん」が原作。
20代前半のニートの六つ子が主人公。にくめないダメダメキャラが人気を博し、深夜枠としては異例の高視聴率となった。
「おそ松さん」が流行語にもなった。
<予告編▼> |
2014 |
テレビ「Free! -Eternal Summer-」(フリー エターナル・サマー)
【配信:U-NEXT】 |
高校生の水泳ドラマ。
前年に放映された「Free!」の続編(第2期)として、
2014年7月から3か月間放映された。
アニメグランプリでは男性キャラクター部門、アニメソング部門にも選ばれ、3冠となった。
<予告編▼> |
2013 |
テレビ「進撃の巨人」
【配信:アマゾン、 U-NEXT】 |
「別冊少年マガジン」連載の漫画が原作。
2013年4月から9月まで第1期が放映された。
映像の芸術性の高さやストーリー展開の巧みさなどが称賛された。
アニメグランプリでは男性キャラクター部門、アニメソング部門にも選ばれ、3冠に輝いた。
東京アニメアワードのテレビ部門でもグランプリを獲得した。
<予告編▼> |
2012 |
テレビ「イナズマイレブンGO クロノ・ストーン」
【配信:アマゾン、 U-NEXT】 |
「イナズマイレブンGO」の第2期(セカンド・シーズン)であり、シリーズ全体では3作目となる。前期から間をあけずにそのまま2012年4月に放送開始された。
異次元空間(パラレルワールド)のようなSF的な概念が採用されている。
アニメグランプリでは、シリーズとして3年連続での作品賞(作品部門グランプリ)の受賞となった。
<主題歌「情熱で胸アツ!」▼> |
2011 |
テレビ「イナズマイレブンGO」
【配信:アマゾン、 U-NEXT】 |
2011年5月から放送。任天堂のゲームを題材にした「イナズマイレブン」の続編として、前作(第1作)から期間を開けずに放映された。
前作と同じ中学校のサッカー部が舞台だが、時代が10年後の設定になっている。前作で主人公だった円堂守は監督として登場。新入生の松風天馬が主人公となる。
<主題歌「天までとどけっ!」▼> |
2010 |
テレビ「イナズマイレブン」
【配信:アマゾン、U-NEXT】 |
任天堂DSのサッカーゲームを原作としている。
中学のサッカー部が舞台。
2008年10月から2011年4月まで放映された。
日曜午前の番組としてスタートし、2009年4月から平日夜のゴールデンタイムに移った。
テレビ東京系ながら高視聴率を記録した。
<第1話▼> |
2020年代 | 2010年代 | 2000年代 | 1990年代 | 1980年代 | 1970年代 | 出典 | ページの先頭↑
2000年代のグランプリ
年度 | 作品名 | 説明 |
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2009 |
テレビ「けいおん!」
【配信:アマゾン】 |
雑誌の4コマ漫画が原作。
廃部の危機にある高校の軽音楽部が舞台。
京都アニメーションが制作。
2009年4月から3か月間、深夜に放送。
さらに、翌年4月から半年間、続編が放送された。
高校生をリアルに描く作風が好評を博した。
番組に登場する楽器や曲も話題となり、深夜番組ながら社会的に大きな反響を呼んだ。
映画化もされた。
<主題歌▼> |
2008 |
テレビ「コードギアス 反逆のルルーシュ R2」
【配信:アマゾン】 |
かつての記憶を取り戻し、今一度ゼロとしてブリタニア帝国への抵抗を決意するルルーシュ。しかし、その行く手には、今まで以上の難関が待ち受けていた。己の全てを知り尽くした強敵に戦慄するルルーシュ。状況は未だに予断を許さないまま。このまま世界の敵として無残に葬られるのか、それとも時代の変革者として新たな未来を築き上げるのか――若き魔王の挑戦は、新たなる局面へとシフトしていく! |
2007 |
テレビ「コードギアス 反逆のルルーシュ」
【配信:アマゾン】 |
2年連続で受賞。
放送開始時から、多くの反響を得た「コードギアス」の魅力の第一はキャラにある。大げさなセリフやポーズが魅力のルルーシュを筆頭に、C.C、カレン、スザク、ユフィなど、どのキャラにも必ず印象深いセリフやシーンがある。自らの理想や欲望に忠実に行動する彼らが織りなすドラマは、トリッキーでありながら、見事に“人間”を描ききっていた。そしてユフィの死からルルーシュとスザクの直接対決に至るクライマックスが壮絶! |
2006 | ||
2005 |
テレビ「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」
【配信:アマゾン】 |
2年連続で受賞。 テレビ番組。2004年10月から1年間、放送された。 大人気となった「機動戦士ガンダムSEED」の続編として、 1年の間隔をあけてスタート。 アニメグランプリでは2年連続で作品賞を獲得するとともに、2005年には全6部門独占の快挙となった。 |
2004 | ||
2003 | テレビ「鋼の錬金術師」 | アニメグランプリの全6部門を独占するという史上初の快挙を成し遂げた「鋼の錬金術師」。BONESが製作しているので、キャラクターは美しく、映像も鮮やかですが、背後にある世界観はとても重いもの。「より良きことを得るためには、同じだけの代償を支払う」という“等価交換”の感覚は、まさに時代を象徴するものとして私たちの前に横たわっていました。物語世界の枠を超え、真実味をもってその言葉は視聴者に届いたはず。 |
2002 | テレビ「機動戦士ガンダムSEED」 | ガンダムシリーズ初のデジタル制作作品。「21世紀のファーストガンダム」として、大人と子どもの二世代に渡って好評を博した。主人公キラとアスランをはじめ、敵も味方も美形キャラばかり。切なく思わせぶりなシチュエーションの連続が、女性ファンの人気を得た。 |
2001 | テレビ「フルーツバスケット」 | 両親を失ったヒロインが、皆の憧れの先輩の家に住むことになるところから、ストーリーが始まる。大地丙太郎監督が、原作の少女マンガを非常に繊細にアニメに置き換えた。 |
2000 | テレビ「幻想魔伝 最遊記」 |
2020年代 | 2010年代 | 2000年代 | 1990年代 | 1980年代 | 1970年代 | 出典 | ページの先頭↑
1990年代のグランプリ
2020年代 | 2010年代 | 2000年代 | 1990年代 | 1980年代 | 1970年代 | 出典 | ページの先頭↑
1980年代のグランプリ
2020年代 | 2010年代 | 2000年代 | 1990年代 | 1980年代 | 1970年代 | 出典 | ページの先頭↑
1970年代のグランプリ
年度 | 作品名 | 説明 |
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1979 | 「機動戦士ガンダム」 |
巨大ロボットものに、スペースコロニー構想や機動歩兵(モビルスーツ)などSFにおける科学的考証を持ち込み、リアル路線の先駆的存在となった。 |
2020年代 | 2010年代 | 2000年代 | 1990年代 | 1980年代 | 1970年代 | 出典 | ページの先頭↑
出典:
アニメージュ 2024年8月号【ゲゲゲの鬼太郎が受賞】
アニメージュ 2023年8月号【鬼滅の刃が受賞】
アニメージュ 2022年8月号【呪術廻戦が受賞】
アニメージュ 2021年8月号【プリキュアが受賞】
アニメージュ 2020年9月号【鬼滅の刃が受賞】
アニメージュ 2019年8月号【名探偵コナンが受賞】
アニメージュ 2008年6月号【アイドリッシュセブンが受賞】
別冊宝島985号「このアニメがすごい! 日本アニメの最前線」 (別冊宝島 (985))